今日、36歳の社会人男性(特例子会社勤務)がパソコン教室に入会しました。こばと治療教育センター卒業生です。幼児期から高等部までかかわっていました。
たまたま、年末にお母さんと一緒にこばとに顔を出してくれた時、パソコンのワード・エクセルをやってみない?と声をかけていたのです。
2014年に障がい児の中・高生以上を対象にパソコン教室を開いた時は、現在のあり様を想像していませんでした。パソコンで就労したり、就労の職場でパソコンを触って仕事をすることもあるなんて。
ゲームをしたり、YouTubeばかり見たりするからと、親からパソコンに触る時間を制限されがちな彼らですが、きちんと仕事になるようにワードやエクセルを教えるとその集中力は驚くものがありました。
もともと好きなんですね。
加えて情緒面にも好影響が。間違いや失敗をすると、許せない自分にすぐ大声を出したり、イラついたりしていたのが、戻るボタンで修正が利くと分かってからは、変わりましたね。安定感が出て来たり、指示待ちではなく自分の判断や意志を出せるようになったりして。
好き勝手にいじらせるのではなくきちんとやるとパソコンも優れた療育ツールになりますね。
前出の社会人男子もローマ字が読めて、パソコンにも触っていたこともあり、ホームポジションで指を動かす事を教えると忽ちタイピングが上手に。編集タブの覚えもはやいです。
パソコンの検定を受けた子もいるので、彼にも履歴書に書ける資格を取ってもらいたいです。
すやすや… ☆