自閉症の世界…自閉症のさまざまな療育のヒントとエピソードを紹介しています♪ とうとう平成最後の1月が終わってしまった。
こばとは平成元年にスタートしたので、平成の終わりのカウントダウンが始まるとちょっと感傷的になってしまいますねぇ。
最盛期にはスタッフ8人を抱え、ひと夏に5回も子どもをグループ分けして合宿をやっていました。筑波山、奥多摩、高尾山、三峯山、千葉県のほぼすべての少年の家やユースホステルに、公共の乗り物を使ってぞろぞろ連れて行った。よく実施できたものだ、と今更ながら思い出します。
それに毎月2回~3回日曜日ごとに社会トレーニングと称して中学生のグループを10数人ずつに分けて、あちこちの社会施設、余暇活動施設に連れ歩いたりもしました。休みなんて殆どなかった。若かったからやれたことかも。
子ども達と出かけるのは楽しくもあったけど、無事に連れ帰るという責任があったから神経使いっぱなし。よく無事にここまでやって来れた。
いや、あわやこばと解散か、という事故もありました。登山中、子どもが15メートルの崖から転落、石段の横の斜面の柔らかい土に着地。すぐに災害救助ヘリで病院に搬送してもらいました。検査結果はかすり傷のみ。その日の病院夕食を完食。翌日退院。
見えない力がプラスマイナスゼロにしてくれて療育の仕事の継続を後押ししたんだ、と思いました。
すごーくラッキーなことがなくてもいい。プラスマイナスゼロの平穏な日常が続いていくことに感謝しなくちゃ。世界、世間は不穏・暗雲が漂っているから。