自閉症の世界

~自閉症の世界を知って、障がい児の子育てに役立てよう~

嬉しい手紙

ハッピーサプライズ

 

新年早々は年賀はがきを読むのが嬉しい、

楽しみの一つです。

 

昔は年賀はがきを子ども達に400枚以上書いていました。

1人1人に一筆そえて、

 

でも、ここ数年はこちらから出すのを止めて

年賀はがきを貰った相手(こばとを思い出してくれた卒業生)に

2日目に書くということにしています。

 

あの子はどうしてるだろう?

年末になるとついつい気になり、過去を辿ってリアルに思い出したり・・・

 

 

これまでは年賀状をもらうと現実の姿が浮かび上がって、

元気な嬉しい年賀が多かったけど、

今年はコロナの影響がでていますねぇ~。

 

エッセンシャルワークのような仕事に就いた子は

コロナ中も仕事は続いた、よかったです。

作業所や事業所に行っている子たちも

間引き出勤や時間短縮で乗り切ったよう。

転職がうまくいって元気に仕事を続けているという青年もいました。が

 

ただ、どこにも出かけられない事にストレスになった自閉症者もいて

もういい大人になっているのですが、事業所に行かず、

勝手に電車に乗って出かけてしまい、親は慌てたと書いてありました。

 

自閉性が強い子には辛い一年だったよう。

転居までして、ここならという支援中学校に行った自閉症青年

中学校ではそれまでの努力を評価されてのびのび学校生活を送れていたのに、

コロナで突然休校になってから奇声が出るようになった。

幼児期にも奇声傾向はあったのですが・・・

 

突然の休校の意味が分からず、

楽しく行っていただけに不安は、トラウマになってしまったようで。

学校が再開してもフラッシュバックしたように奇声がでるという事で、

1人別室の授業になってしまったとか。

コロナが奪ったものは大きすぎる!!!!

 

私は、自然に治るのを待っていないで

病院に相談するように添え書きして年賀をだしましたが、心配・・・。

 

正月3が日を過ぎた頃

数枚の年賀状に混じって、茶色の封書が届きました。

 

おや、なんだろう? まさかクレーム?

 

いやいや

それは北の国の中学校の支援学級の先生からの嬉しい手紙でした。

 

去年、その先生が同一教材をネット注文とダウンロード注文していたので、

重複していることを直接先生に電話したのです。

 

手紙にはそのことに対する礼が書いてあったのですが、

手紙を下さった理由は他にありました。

 

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教材が役立っていて嬉しい。

私が作った教材「中高生のための数学」には

ボウリングという単語が入った問題がいろいろなパターンで出てくることに

1人の女子生徒が興味を持ったというのです。

 

それで、その女子生徒は「この教科書を作った人はボウリングが好きなんだね。」

と言って、裏表紙に書いてある編集者の私の名前に関心を示したそう。

 

それで、担任の先生は女子生徒に、

編集者である私と電話で話をしたしたことがある、と言ったところ、

その女子生徒は非常に驚いて

 

(裏表紙に名前が書いてある人物が実在することに)

 

確かめるため手紙を書く!という流れになった、ということだそうです。

 

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ボウリング問題多いね

 

女子生徒の手紙にはこばとの教材がとても好きで、気に入っているという、

うれしい事が書いてありました。

 

子どもからの直接の反応、マジで嬉しい!!

もちろん、返事は直ぐに書きました。

 

 

教材作って本当によかったと思う。

あぁ、北海道から沖縄の端までこばとの教材が広まってほしいなぁ。

 

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遊んで!!