卒業シーズン。
ただひとり療育しているあの子も卒園しました。
紐ふりのこだわりがプチ復活しただけでけ、ストレスフルの日々を乗り切れたよう。良く頑張ってえらかったね。
年長さんだったので卒園の前の日、最後のお勉強の時間があったようです。
簡単な文字や数字を彼が自力でなぞったと、初めて先生に褒められた、とお母さんが言いました。お母さんは嬉しかったけど、もっと早く認めてもらいたかったとも言いました。ずっと練習してたから。
きっとこれまではやる気を見せないので、園の先生が彼の手を持って一緒に書いていたのでしょう。彼はその日これで最後だと分かって、自分でやる気になり集中したのかも。自閉っ子は終わりが見えると頑張るんです。
年少の時から療育を始め、毎回根気忍耐の繰り返し。多動を無言で止め、着席するようにシールや制作で誘い、脱力の手にえんぴつを持たせ、空を泳ぐ目線を手元に引き寄せ、…長かったなぁ。でも年長になると、これでおしまいかなとわかると、集中し目線も最後まで続く、ようになったんです。
彼は地元の支援学級に入学します。
学習はこれから。
見通しがつくように、そして終わりが分かるようにしてもらえれば、きっと可能性を広げていけると期待できそう。
私は年だからあと何年付き合えるかなぁ・・でも楽しみ。