2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧
自閉症の幼児期療育において、最大の難関は排泄の習慣。 文化的生活に不可欠なトイレ。 今の世界に生きるためにトイレ慣れは一番目にクリアさせたい目標だ。 kobatokoba-kosodate.hatenablog.com トイレの便器の中に排泄するという行為を自閉症児に定着させ…
「あきらめない心」で紹介した、 <幼児教室・泣きの西の横綱>の彼からラインがきた。 彼がラインをしているのはこばとだけ。 kobatokoba-kosodate.hatenablog.com ラインには「 高知に行ったので、お土産を持って行きます。」とあった。 私もすぐに「楽し…
前回書こうと思っていた、とびっきり明るいお母さんの話。 ちょっとその前にこばとの生い立ちを・・・ 平成元年、こばとの一年目、 海岸の埋め立て地に取り残されていた、ぼろい海の家を時間借りしてスタートした。 その海の家はいくつかの団体が曜日、時間…
前回は双子の男児が2人とも発達障がいを持っていた話を書いた。 こばとの長い療育期間中、双子とのかかわりは十指に余るほどだった。 一卵性の男児・男児、二卵性の男児・男児、 二卵性の女児・女児、二卵性の男児・女児、 と組み合わせは様々だったが、一卵…
なんか育て辛い、 抱っこしても体が反り返り,しっくり抱っこできない。 睡眠と覚醒のリズムがなかなか整わない。 1歳の誕生日を迎える前までに、 普通と違うんじゃないか、 と疑惑を抱かせる子どももいる。 しかし大半、はっきりと不安になるのは2歳過ぎ。…
前回記事にした幼児教室もそうだが、 こばとの療育は市や行政と一切関係を持たず、 誰にも相談せず(反対されないように)、私個人で立ち上げた療育機関なので、 アイデアが浮かぶとすぐに実行に移すことが出来るというメリットがあった。 公的な機関と絡んで…
昔、と言っても平成が始まったばかりの頃 <自閉症スペクトラム>とか<発達障がい>とかのネーミングもなく, 自閉症という言葉さえ一般的に正しく理解されていたとは言い難かった。 ある大手の新聞が、大人になってから人と関わらなくなって、家に閉じこも…
自閉症に対する一般的なイメージは大方 目を合わせない、 人を避けたがる、 人と関わらない。 人に興味をもたない、 集団の中にいられない、 孤立を好む、 のように、作り上げられているのではないかな。 しかし、皆が皆そうではない。 中には人が好きで、関…
自閉症の子供たちの行動を、 自閉症というバイアスのかかった眼で見てしまうと 彼らは自分のことは何にも分かっていないんじゃないか、 という先入観を持ってしまいがちだ。 しかし、自閉症の子ども達と長い間付き合うと、彼らには自閉症という<表>と 普通…
自閉症の子どもを持つ親御さんは 子どものために出来るだけのことをしてやりたい! 切にそう思って努力されている。 言語療法を受けさせたい! 行動療法をうけさせたい! 感覚統合訓練を受けさせたい! ABA(応用行動分析)を受けさせたい!・・・etc. …
自閉症児は健常児と同様に正常のスピードで体は成長していく。 偏食という割にはがりがりに痩せているわけではなく、 むしろ体格が良かったり、肥満だったりもする。 周囲を気にしないマイペースなので、社会的抑圧が少ないためかもしれない。 偏食も改善さ…
自閉症の症状でよく言われることですが、 何事も自分ペース、自己中心。 自分の気持ちには人一倍敏感で激しく主張。 一方、相手の気持ちは読まない。 「心の理論」が欠如しているのが自閉症だ。 家族は、幼児期の自閉症の泣き喚き、大声だしには悩まされる。…
先日、近くまで来たからと、 ひょっこりこばとの事務室に顔を出した親子がいた。 5年ぶり。うれしいサプライズ。 「わぁ~大きくなったねェ~。でも雰囲気変わってないね。 あの頃をそのまま大きくした感じだねぇ。 お母さんも全然変わってないじゃないです…