自閉症の世界

~自閉症の世界を知って、障がい児の子育てに役立てよう~

自閉症の世界

無心の夢が花開く

自閉症の世界の夢は広がる。 ぼっち元日の楽しみはなんといっても こばとに配達される年賀状!! 療育に関わった子(大人)は今どうしているか? 仕事は続いているか? 元気でいるか? 人生楽しんでいるか? 今年の元旦はサプライズがあった! 年賀状に交じ…

2021年の幕開け

新年が明けましたね! どこへ向かっているのか、先が見えないけど。 こばとは4日から通常の仕事始め。 昨年の12月から療育相談に通っている幼児 もうすぐ4才になる女の子が来た。 ちょっと会わなかっただけなのに、少し大きくなった感じ。 彼女も祖母さ…

Quo vadis、2021?

すごい1年だった! 人類が経験したこともないような1年だった。 あれよあれよ、と何が何だかわからぬままに時間が過ぎて行ったけど・・・ しかし、振り返ってみれば 私自身は何事も変わっていないように、 たんたんと療育と支援教育教材の普及をやっている…

クリスマスはホーリーナイト

★★★★キャンドルサービスの夜★★★★ こばとの療育には幼児期から通い始めて 中学生になっても・・・10年以上も 通い続ける障がい児が多くいた。 現在のようなデイサービスなどない時代だったから 中学生になると社会での生活能力を身につけさせるために、 毎…

祖母の役割

あぁーぁ・・・今年もあと残りわずか・・・ 今年の初めはアトリエ・カフェのオープンの話で喜んでいたっけ。 かってこばとに通った、画家でもある自閉症青年のお母さんの長年の夢! その後こんなコロナの年になろうとは・・・ ・・想像もしなかった! kobato…

思春期暴風対策

忙しすぎて記事をあげるのに何週間もかかってしまった・・ 3年との9条図書の出荷準備が始まったし、 定期に療育している子の他に、何故か療育相談が続けてはいったり・・・ GO TO トラベルなんかとても、とても手が届かない。 さてと、 思春期対策は幼…

デジタル時代

デジタル時代になっても 紙と鉛筆は生き残る! と、私は信じている。 手の機能は脳の見える化したもの、可視化されたものだと思っている。 デジタルを使うだけでは、手の機能が、 思考力が後退してしまうのではないか、と心底危惧している。 協調運動の苦手…

見捨てられ不安

見捨てられ不安の逆利用 幼児期の自閉症育ては確かに、定型の子育てにはない大変がある!!! 呼んでも振り向かない! 音は聞こえているが、名前と自分が一致しない。 ローレンツのいわゆる刷り込みは欠落しているので、親の後追いしない。 外では手を離せな…

お葬式 その1

お別れの形もいろいろ 平成元年から始めた、長い療育期間の間には、 子どもや保護者との不条理な別れも経験した。 お葬式には5回参列した。 全部、違う形のお葬式だった。 子どもとの別れは悲しみ以上になんで???? だった。 幼稚園の年中さんの途中から…

海馬

トラウマ・PTSD・心的外傷後ストレス障害 こばとの平成時代は多くの子どもが療育に通って来ていた。 お母さん方の中には、理解しがたい自閉症の行動を見て、 頭の中がどうなっているのか、見てみたい、 と冗談交じりに言う人は何人かいた。 中度よりちょ…

前コロナ後

コロナ禍は彼を変容させたか? 小学6年から月2~3回パソコン教室に通っている中3男子、 知的には能力の高いADHDタイプ。 彼は幼児期から小学校入学までこばとの療育に通っていた。 私が65過ぎて、半端ない体力・気力を必要とする療育から撤退しよ…

唖然

自閉の症状、表れ方は十人十色 自閉症または自閉症スペクトラムの診断を貰うと 彼らの行動、やることなすことが 自閉の症状に起因する特有ものと思ってしまいたちだ。 しかしそれは自閉症というバイアスのかかったため、 決めつけということも多分にある。 …

パトカー その2

-油断してしまった!!! 彼女はグループの認識がない!! 人の区別は日常的に身近な人だけ、あとはその他大勢なのだ。 もともと、多動なので動く人がいるとつられて動いてしまうタイプだ。 梨園につながる通り道をパトカーの中から目を凝らした。 そんなに…

パトカー

療育中にパトカーに乗った話。 お世話にないました 前回の記事で、支援学校に在籍する重度自閉症男子の実習を書いた。 (筆まめなお母さん方で実に詳しく、パソコン教室の連絡帳で報告してくれる。) 2人とも幼児期の3歳の頃からこばとの療育に通って来て…

デートの行方

家族が欲しいです! と言っていた過去記事の彼 kobatokoba-kosodate.hatenablog.com 彼からラインが来た。 彼 僕はお土産買って来ましたので11月9日土曜日来ます。 私 まぁ、うれしい。待ってまぁ~す。 ・・・・・ 彼 11月2日土曜日じょぶ・さくさべ…

太古のなごり<続き>

前記事で 人間は皆、自閉症状を持っている、書いた。 読んでいただいた方の中には、 いやぁ、自閉症とは一線を画したい、と思われたか方もいるだろうし それ、あるあると思われた方もいるだろう。 いずれにしても、症状はまだまだある。 脳各分野の働き 鼻く…

太古のなごり

.人間は皆、自閉の症状を持っている。 と言ったら、総スカン、反撃を食らうかも? これは、まったくの私見・私感。 (反感を感じる方はスルーしてください。) 長いこと自閉症児を療育してきて 自閉症の症状、特有の行動だと言われている行動は 人間誰しも持…

怯まないで!

自閉症児の育て辛さ 幼児期の自閉症の療育で親がつい怯んでしまうのは、 子どもの反応のは激しさ、または無反応。 何がそこまで気に入らないのか・・・ 寝ころんで暴れるほどそんなにも嫌なのか・・・ まるで虐待しているみたいじゃないか・・・ これしきの…

温度差

温度差のない自閉症育てはむずかしいのか? 児童虐待のニュースの時に、いつも聞くのは 情報の共有が欠けた、不足した。 またかというような、担当者の言い訳、弁明を多く耳にする。 情報の共有の不足は、自閉症教育の現場でもしばしばあるようだ。 こばとの…

家庭・療育・学校

前記事は自閉症の子育てに、 父親が優しいだけではない真の参加を期待して書いた。 しかし、自閉症育てはそれだけでは十分でない。 なにしろ学校で過ごす時間は家で過ごす時間と同じくらい、 いやそれ以上に長いかもしれないのだ。 さらに、福祉重視の現代社…

優しいだけではだめなんです!!!

前記事で 自閉症児の父親が無理解、非協力的だと 母親一人が頑張りすぎて疲弊したり、精神を病んでしまうことも多い。 日々の諍いの結果、離婚になることもあると書いた。 もちろん、協力的で優しいお父さん多くいる。 しかし、優しいだけではだめなんです。…

父母講習会

前回の記事に、ta-sanのpapaから 自閉症の子どもを授かったら、 父親、母親ともに自閉について講習会などで学習して、 両親ともに子どもに関われることが必要。 というコメントをいただいた。 本当に、本当に、そうだ、そうだ、と思う。 そうなれば自閉症の…

お父さん出番ですよ!

自閉症の子育てにはお父さんが欠かせない! 現代の日本の子育て世代では、イクメンが大モテだ。 さらに働き方改革で労働時間も短縮され、有給休暇、お父さんの育休も出来るだけ消化することが奨励さている。 自閉症の子育てに是非ともお父さんも参加して欲し…

ボウリング続編

特技はどの子にもある! 自閉症の子どもの中にはよくそんなことが出来るなぁ!!! というようなことがやれたりする。 たとえ、それが周りの人には褒められたことでなくとも。 くるくる円盤みたいな物を回したり、 新体操のリボンのように、紐を見事に螺旋回…

ボーリング

学校時代卒業後の余暇活動!! これはきわめて重大なテーマだ。 なにせ、学校卒業後の人生のほうががずっ~と長い。 子どもは体格が良いことも多く、親の背丈を越し、体力はありあまるほど。 一方、親は年を取る。体力も衰えてくる。足腰も弱る。 幼児時代の…

続く親友

(ミスった公開記事の手直しをしました!) 前記事の軽度自閉症青年には親友がいる。 kobatokoba-kosodate.hatenablog.com 親友は保育所の時からこばとに通っていた。 学年が同じで、療育や夏合宿など、同じに日に活動を共にすることが多かった。 二人ともど…

脈々と流れる川

こばとの訪問客はいつも突然 社会人、軽度自閉症青年のお母さんが突然こばとを訪ねてきたのは 私、パニック真っ最中の時だった。 頼りになる相棒スタッフは休みで、私は頭に血をのぼらせてパソコンを叩いていた。 ここ数日、何やらヤマトの送り状ソフトB2が…

AIは友だちになれるか?

「慣れて来た頃にでる素」の続編 特例子会社に就労している自閉症の彼は、職場の上司から母親が電話で 呼び出しされたのをうすうす察知して、 くびになることを恐れている。(解雇を知っているのは驚きだ。) 自閉症児者は不安を言葉に出来ないが、周りの人間…

慣れて来た頃にでる素

今年1月に特例子会社に就職した、自閉症青年のお母さんから電話があった。 「ちょっと、職場で・・・」 お母さんは心配事の相談をする時も、あまり深刻な声ではなく、内緒話をするような話し方をする人だ。 彼は重度の自閉症であるが支援高校高等学園を卒業…

家族は一緒がいい。

家族に障害の子どもがいると、 確かにいろいろな面で困難・制約がある。 特に自閉症の子どもの場合、 こだわりを切り替えられない。 偏食で外食が難しい。 外でパニックなど起こされたらどうしよう。 公共の場で騒がれたらもうそれだけで疲れてしまい、来る…