自閉症の世界

~自閉症の世界を知って、障がい児の子育てに役立てよう~

団塊世代

私の住む街にも昨晩(2月5日)は厳寒・降雪予報があり、春雷もあって

朝起きると予報通り草むらにうっすらと雪が積もっていました。

 

しかし、都会はこれしきの雪でも大騒ぎですね。

昨年からこばとで働いているパートさんには幼稚園女児がいるのですが、

昨夜のうちに早々と休園の連絡が来た、と仕事を休まざるを得なくなりました。

幼稚園バスが走れない状況では全くないのに、

今の日本は過剰にリスク回避、転ばぬ先の杖が多くなりましたね。

というか何かあって責任をとらされるよりも安心安全。

平成元年にこばとを始めた頃は雪掻きするほど積もることが

何回もあったけどこんなに騒がなかった気がします。

 

ところで団塊世代の有名人の訃報がメディアに結構でてきますね。

人生100年などと煽っていますが戦前の人はメンタルも体も強いけど、

戦後の団塊世代からはそうでもないんじゃないかな、

食べ物も違うし一致団結の戦争時代とは違って

戦後は家族制度もも崩壊し、会社組織も終身雇用ではなく

成果主義・雇用の不安定、未婚率の増加、独居老人の増加・・・

 

こばとの新教室のある建物は、1階の店舗部分にこばと

2階3室はアパートになっていて独居老人が住んでいます。

先日介護のケアセンターの人が2階の老人を訪問したけど

鍵が開かない!と階下のこばとを頼ってきました。

 

その部屋には、たびたび言葉は交わしていたけど名前しか知らない

男性老人が住んでいます。

ドア越しに声をかけると返事はあるもの倒れている様子。

ドアを開けて欲しいと大声で怒鳴ってもドアまでたどり着けないので、

鍵の救急車を呼んで開けてもらうことにしました。35200円。

行政から来ている介護ケアセンターの人はお金は出せないと言うので

私が代わりに払いました。(後で家主に請求するつもりですが。)

 

ドアが開いたのでケアセンターの女性が救急車を呼びました。

救急隊員が救命袋で老人を2階から降ろし、

ストレッチャーに移してから救急車に乗せました。

救急車に乗る前、私を見た老人は

「もうだめだ、死ぬかもしれない。」と弱弱しい声で言っていましたが、

「何言っているの!大丈夫よ!みんなが助けたいと協力してるんだから!」

と大声で私は保障出来ない励ましを言ってしまいました。

 

救急隊員の青年「身内の人はいますか?」

私「他県にいると聞いています。」

救急隊員の青年「救急車に同乗してもらえますか?」

私「名前しか知らないので同乗しても・・・。」

救急車には乗れない、と言うケアセンターの人が

「介護サービスで収集した情報はソーシャルワーカーから伝えます。」

 

救急車出発を私とケアセンターの人が見送りました。

 

老人と言っていましたが

生活保護を受けていた老人は私より4歳も若かったとは。

団塊の世代

目まぐるしすぎる時代変化をもろに体験している世代。

雪の日