自閉症の世界

~自閉症の世界を知って、障がい児の子育てに役立てよう~

胎内記憶

 前に催眠の事を書いたことがありますが、胎内での記憶が現世での行動を左右するということもあり得ると思いますね。

 何人もの発達障がいの子どもが療育に通って来ていた頃、そうかな?と思わされることを何度か経験しました。

 色白でこけし人形のような顔立ち、でも体はがりがりにやせていた女の子はこぼす、流す、ということに極端な反応をしました。

 テーブルの上に置いたコップの水をこぼしただけで、女の子はパニック状態になってしまうのでお母さんは困っていました。叱らずに布巾で拭くから大丈夫!と言ってもおびえた顔をするというのです。

 確かにというのです女の子は水道の蛇口をひねって水を出すのでさえいやがり,怖がっていました。

 お母さんといろいろ話をしていくうち、妊娠中流産をしそうになったので2か月ほど入院をしていた、高齢出産なので不安だったという話が出てきました。

 流れてしまうのではないか、というお母さんの不安を胎児も感じていたんでしょうね。

 似たようなことがありました。

 療育スタッフの助手をしていた女子学生と胎内退行催眠の練習をしていた時、胎内でどんな気持ちどんなですか?質問しました。

 彼女は「とても不安だ。」と言いました。

催眠から覚めた時、彼女の言ったことを伝えると、自分は2か月早い早産だったと母に言われていると、思い出して言いました。母親の不安を感じていたんですね。

 脳はすごいねェ。胎内での記憶も保持し続けていて・・・。

 

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