自閉症の世界

~自閉症の世界を知って、障がい児の子育てに役立てよう~

自閉症の世界

やっぱり聞きたい!

絵も歌も、 言葉のない自閉症児の内面を伝えるツールだし、伝わっても来る。 でも・・でも・・ やっぱしその場で、即、ひと声でも、一単語でも子供の口から聞きたい。 療育中の私自身にあったこと。 私が夢の中で、まったく言葉のない自閉症男子としゃべった…

歌は共通言語

2歳過ぎても言葉がなかなか出てこなかったり、 出ていた言葉が消失していて、アレッと思う不安。 胸の中にザラッとしたものが広がる感覚は本当に苦しいものがあります。 言葉が出ないという現実を受け入れても、心の片隅で奇跡が起きないかと期待する気持ち…

俺の居場所

私が自閉症に最初に会ったのは45年前だった。 長男の友達の弟が自閉症だった。当時2歳。 お母さんは自閉症の対応に戸惑い、涙していることが多かった。隣に住んでいたので私も度々様子を見に行ったが知識があるわけでなかった。 そこで私は二つ目の大学に行…

鍵が開かない。

今もずう~っと心に引っかかっている自閉症の彼は、たしか今年36、7歳になっているはず。 気懸りで、毎年お母さんと年賀状をやり取りして様子を聞いてきた。 彼は自閉傾向と診断され、知的には中度で言葉も出ていたし、目もよく合い自閉っぽい仕草、行動は…

絵は口ほどにものを言う

自閉症の幼少期はその育て辛さ、不可解な行動、激しい感情爆発に注意・注目が 行きすぎて、彼らの隠れている感性は気づかれにくいですね。 言葉がないと内面は見えないブラックボックス? いえいえ、そうではありません。 絵で内面を表現する子も多くいます…

嗚咽

こばとの療育期間中、通って来てた子どもの多くが重度・中度の自閉症でしたが。 その他にはアスペルガー(大学に入った子も何人もいました。) 知的に高いケースと低いケースの違いはありましたがADHD。 学習障害、 ダウン症、 コケイン症候群、 ウィリ…

胸の内!!

症状の重い自閉症の幼少期は3重苦のヘレン・ケラーと同様。 不安感,混沌とした感覚で心も体も振り回され、混乱状態。 聞くもの、見るもの、触るものが何なのか、渾然としていて認識できない恐怖。 自閉症は本人が一番辛く、その辛さの程度は分かってもらえ…

対人格差

自閉症は人間に関心がなさそうで、人間関係を作りにくいように思われがちですが、 どっこい、人を見る目は長けているのです。 相手の能力とか長所とかではなく、相手の本質を見るのです。 自閉症はその相手が自分にとってどういう存在か、直観的に判断します…

カレンダー少年

自閉症の世界…自閉症のさまざまな療育のヒントとエピソードを紹介しています♪ タイトル:カレンダー少年

天才ウェイター

自閉症児は幼少期、不器用だとか動作がぎこちないだとか言われがちです。 確かに、園の発表会や運動会のお遊戯をみると肯定せざるを得ないかも。 模倣する気もなくただ突っ立っているだけ、その場にいるだけでも〇。 模倣しても、数テンポ遅れてあいまいな動…

目的まで一直線

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ただ一度の道

自閉症は幼児期の頃、<はるかな記憶>を色濃く残しているせいか、一度通った道の記憶は抜群です。 いつも通っている道を、今日はちょっと用事がある交差点を右じゃなっくて、左にしよう、とするとはげ激しい抵抗にあう。 今日は用事があるから・・、この道…

はるかな記憶

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エネルギーの通り道

自閉症の特徴的行動 手のひらを目の前にかざしてひらひらやる。 自分でくるくる回り、目は斜め上を見る。 手走り(手を叩きながらつんのめるように1mぐらい走る) などは見ている方もそのあまりの規則性に、その動きをとめるより、思わずにやけてしまうほ…

LGBT

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身の危険

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KY

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赤面

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たすけて!

自閉症は 自己中、要求は半端ない、空気を読まず場に合わないことでも平気でする。 相手、他人の気持ちを読まない・・・・ などマイナスイメージ、ネガティブイメージを持たれがちですが、彼らの内面は繊細、敏感という側面もあるのです。 私も心底驚き、言…

ハグ療法

前回,ファーストハグについて書きましたが、ハグという行為にはなんか、<言葉>ではできない効能がありますね。 世界中の人がハグを言葉の代わりに親愛・信頼の証として表現しているし。 療育中、自閉症児の困った他害行動の改善にハグが効を奏したケースが…

ファーストハグ

つい先ごろ、発達障がいはトラウマを解消すれば精神年齢があがる、という一文を目にしました。 30年近い療育実践の中で、 自閉症児はオキシトシン不足で不安感が強いから、ちょっとしかことがトラウマになっているんだろうなぁ、と考えさせられたことがし…

言霊

自閉症は表情の意味するところが理解できない、誤解、誤認する。 なので平気で相手の嫌がることをやったり、傷つけることを言ったりする。 嫌がる様子を面白がってやることさえあります。 しかし、彼らは自分が傷つくことには敏感です。 言葉を十分に理解し…

相貌誤認(失認)

前回、自閉症児のなかには、叱られても、怒られても振り向いてかまってもらえることがうれしい、というタイプがいると書きました。 叱れば叱るほどいたずらがエスカレートする。 大きな怒声にびくッとして、一時はいたずらを止めたりするがすぐ再開。 叱責・…

悲しいいたずら

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言葉の引き出し

タイトル:言葉のの引き出し 自閉症児の外部メディアを借りた気持ちの伝え方

生きてていいの?

自閉症の世界を紹介しています。 タイトル 『生きてていいの?」

嫉妬

自閉症の症状の一つとして<他人の感情が読みにくい>、ということはよく言われることではあります。 確かに自己中が全面に出すぎるので、自分の要求は激しくアピールします。 一方、男子用のトイレでお尻を出して用を足したり、人前で鼻くそをほじくって、…

胎内回帰願望

前回、外界の刺激を遮断して自己防衛のような態度。 耳ふさぎ、目つぶり、体を丸めて寝ころぶ、狭い隅っこのような場所に入りたがる、 などの自閉の症状について書きましたが、 しかし、こういう態度は何も自閉症児の専売特許ではなく、不安や恐怖を感じた時…

ごまかし

自閉症児は成長につれて我慢が育ち、少し感情コントロール出来るようになると、前回の<反転する気持ちの表現>にも書いたように、泣き騒ぎのようなストレートな表現は影をひそめますが・・・。 彼らのやりたくない気持ちの表現はちょっと手の込んだものにな…

反転する気持ちの表現

自閉症の療育の難しいところは、気持ちが読めない、彼らが出してくるサインを解読しにくいというという点にありますね。 何がいやなのか。何が気に入らないのか、分からないという時もありますが、いやだから泣く、気に入らないから騒ぐ、という単純なものば…